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ルドゥテの原画を観て大人の塗り絵を作る

2007.01.05(13:49)
ルドゥテという名前で『大人が楽しむ塗絵』では紹介しています。他社の大人の塗り絵では、ルドゥーテとのばしていますが、書籍により違いますね。この方はピエール・ジョセフ・ルドゥテといって、1759~1840年にベルギーの画家として活躍された人です。マリー・アントワネットに植物画を教えて、かのナポレオン妃ジョゼフィーヌ・マリー・ルイーズの宮廷画家として活躍し「花のラファエロ」と称えられたそうです。すごい人ですよね、花のラファエロですよ~そんな風に呼ばれてみたいや・・

彼の作品は、当時貴族への観賞用の本として創られたもので、壁に油絵の作品をたくさん飾るように、大きな本として植物画も鑑賞されていたようです。革張りで大きく非常に豪華で贅沢なつくりだったようです。それを1冊ではなくて100冊とかそれ以上の部数を印刷した図譜としての植物画なのです。つまり、ルドゥテの美しい作品は、銅版画点刻彫版法という無数の小さな小さな点の集合で線が描かれているんです。それに多色刷りで手描きで色を塗り仕上げるという、日本の浮世絵のようなことを、フランスでは銅版画で制作してたようです。

僕も出版社の担当者もそれぞれ、大人の塗り絵の本を制作する前にルドゥテの原画を観ましたが、いやなんと表現したらいいか、まるで数学的な繊細な美しがあるんですよ!僕が観たのは十数点でしたが、A4サイズくらいの作品で、なぜかギャラリーにルーペが置いてあるんです。実はそれで観ると一本一本の線が、点で刻まれているのがわかります。つまり、すべての線と思っていた植物画は、点の集合で点刻彫版法なのです。ぱっと見はわかりません。近くで観てもわかりません。ルーペでようやく確認できるくらいの技術を、当時の職人はみにつけていたということで恐るべしです。色も筆で塗ったようなムラがなく、均一な仕上がりです。もう250年以上前の作品なのに、今見てもずばらしい!
がしかし、あの繊細さは塗り絵には少々繊細すぎなので、もっと線をしっかり描かなくてはいけません。かといってシンプルすぎてもいけないので、小さな陰影などの線の一本一本を、印刷でギリギリ確認できるまで線画で描いて、それでいて色を塗ってても気にならない、というところにこだわりました。

あと、原画の印刷も気を配りました。大人の塗り絵で多数ルドゥテの塗り絵がでてますが、仕上がりはいろいろですね。もちろん大人が楽しむ塗絵では美術書並みの仕上がりを目指しました。作品の良し悪しで塗り絵の本の質にも差が出てきますが、ルドゥテの原画を観た感動と驚きを思い出しながら、「ルドゥテの花」は出版されました。

bara.jpg

(↑これは“キャベジローズ”という塗り絵の一例)

好きな花を好きな画材で、プチ宮廷画家になったような贅沢な気分で大人の塗り絵を楽しんでください。


あっ、もしよろしかったら、右上のガサガサの箱を
プチッと一票・・

☆munet


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Author:★munet
主に出版やデザインの仕事をしてます。 大人の塗り絵の本『大人が楽しむ塗り絵』『すぐはじめられるいきいき塗り絵』(小学館)シリーズを6冊出版。塗り絵は世界観を広げ、心と文化に奥行きをもたらせます。その塗り絵本制作のこだわりと魅力を紹介します。

【大人の塗り絵サロン】

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